ゲーム内の動きを考えるとき、二次元(2D)の世界で左右の動きの距離や、立体空間(3D)でポリゴン(立体物)の動きの判定、物体の衝突時の力関係など力学上の知識があるとプログラミングするときに発想しやすくなることがあります。ベクトル、内積、外積など、必須ではないですが、数学や物理の基本知識があると開発できるゲームの幅が広がって、面白いゲーム開発のアイデアが浮かぶようになります。
学校で数学や物理の勉強をしているときとは違い、実際にゲーム上でどう動くかを考えながらの作業になるので、ゲーム好きであれば案外すんなりと頭に入ってくるものです。難しく考えないで楽しみながら知識を増やし、使ってくのがポイントですね。
仕事としてプログラム開発をするときには当たり前ですが、納期があります。開発当初は必要な開発時間を見積もって時間的な無理がかからないようにスケジュール管理されますが、開発状況によって予定通りに動かなかったり、仕様変更が発生したりすると、結果的に短い日数で開発しなければいけない状況に陥ることがよくあります。
そうすると、納期近くになると1日の労働時間が長くなったり、休日返上で徹夜作業することも出てきます。このような状況に置かれると、プログラマーにも体力が求められますね。日頃から体力が付くようなことをしたり、食べ物に気を付けて、土壇場を乗り越えられるプログラマーとして体作りをしておきましょう!健康な体作りは自分のためにもなりますよ。
ゲーム業界もインターネットの世界も日進月歩で新しい技術やサービスがどんどん生まれているので、常に勉強が必要です。新しい情報にアンテナを張り、その技術が一般に出回る前に自分のスキルにしてプログラミングに生かせるようにしておかないと生き残れません。この業界でずっと仕事をやっている人ほど、新しいことに敏感で前向きな気持ちでそれを楽しんでいますね。
また、ゲーム開発は1人だけでなく、プランナーやデザイナー、テスターなど複数人で開発していくので、仕事上でコミュニケーション能力も必要になってきます。大規模なゲームになればなるほど関係する人数が増え、ゲームアップ前の山場を一緒に乗り越えていくことになるので、普段からスムーズにコミュニケーションを取れるようにしておくと、後々お互いにメリットになります。